代表取締役 野上秀子

「生活の学校は学びつづけ、生きつづける人とともに在りたい」
経済合理性を追求してきた現代社会は肝心な人の持てる”人間力”を喪失させてしまった。
いたるところにおいて、手放してしまったことの歪がツケとなって顕在化してきているという強い危機感を私は抱いています。一方女性たちは生活を日々おくることの現実と実践の中に、生きる知恵と、共生社会へと未来を託す希望を紡いできました。
「生活の学校」は辰巳渚と共に学びその知見を社会へ還元していきたいという強い思いの人材とともに在ります。当たり前のこととして家の中で受け継がれてきたことの価値・・・。家は閉じられたものではなく、まさに自立への旅立ちを育む場である。その着眼と生活哲学はこの大きな時代の転換期にこそ未来を拓く!と確信します。そして激変の時代、しなやかに力強くそして健やかに生き続ける仲間にとって、なくてはならない会社として生活の学校は存在し続けたいと念じています。

研究・開発執行役員 辰巳渚

「生活の実践から人間を育てる地域の学校を」
私は、2000年の『「捨てる!」技術』をきっかけに生活について執筆を続けてきましたが、実践的な教育の場の必要を感じ、2008年に家事塾を設立しました。その後、社会的に視野を広げた「生活哲学」を提唱して、人材を育て知見を蓄積しつづけてきました。
この間には人口減の影響が表面化し、社会変化への対応力として、課題発見と解決の力や自立の力の必要性が言われるようになりました。これらの力は、まさに日常生活の実践における創意工夫から備わるものです。
しかし、家庭や地域は「生活する力」を育み活かす力を失っています。学校教育も、生活の文脈とは離れたところで成り立ってきました。これからの社会にこそ、「生活する力」を育成する教育事業の必要性、可能性を信じています。
このたび、セブン&アイホールディングスグループにおけるカルチャ―・ツアー事業の代表として経営手腕を振るってきた野上とともに生活の学校を設立いたしました。
社会課題は一人ひとりの生活に最初に顕れます。その視点から言うと、焦点化された「社会課題」からの発想ではなく、生活する一人ひとりの課題に向き合ってきた私たちが発想する事業には、先駆的な価値があると信じています。
生涯にわたって自分の人生を生きる知恵と仲間を得られる「生活の学校」を、地域に展開し、人間を育てたいと思っています。